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タフラム(TUFRAM)

タフラム(TUFRAM)

タフラムは、アルミニウム・アルミニウム合金に対する表面処理です。
硬質アルマイトをベースにフッ素樹脂を複合させることにより、表面の滑りやすさを向上させ、静摩擦、動摩擦係数の差が少なくなり摺動性が向上します。
また素材のアルミとタフラムの硬質アルマイトが密着面で一体化することにより密着力にも優れております。
電気絶縁性・離形性・耐食性に優れ、皮膜は均一です。

【素材の寸法変化について】
タフラムは100℃以下の低温処理になります。
そのため、熱による母材への影響はほとんどありません。
但し、処理ワークの形状によっては治具などにより形状が変化してしまう場合もありますのでご注意ください。


【タフラムの色について】
タフラム処理は材質と膜厚により自然発色いたします。
但し、発色は下地の面の粗さなどによっても外観上多少色目が異なる場合もございます。


【タフラム処理ご依頼時の注意点】
ワーク本体に対して、ヘリサートやボルトなど材質の異なるモノがあると処理不可となります。
必ずワーク本体(アルミ)のみでのご支給をお願いいたします。
仮にヘリサート等がどうしても除去することが出来ない場合は一度ご相談ください。


【タフラム膜厚について】
ワーク形状にもよりますが、ネジ穴や穴の中を除けば均一に成膜されます。
またアルミの材質により膜厚のご指定も可能です。


【タフラムの面粗度・摩擦係数について】
どちらも元々の部品の素材の状態により成膜後の数値は変化する為
一概にお答えすることができません。
 
保証値などもございませんので、
摩擦係数や面粗度について厳しい品質を求められる場合は事前のお打ち合わせが必要になります。


【再処理について】
再処理可能です。
但し脱膜によりアルミの面が荒れてしまい、
その上からのタフラム再処理となりますのでご注意ください。
面粗度を要求されるワークについては脱膜後研磨の必要がございますので予めその旨をお伝えください。

タフラムのベース膜である硬質アルマイトは皮膜の半分強が素材に食い込んでいます。
そのため皮膜を剥離すると素材が痩せてしまいますので、脱膜後の寸法変化にはご注意ください。




「タフラムは、米国GeneralMagnaplate社の登録商標です。日本国内ではアルバックテクノ(株)が唯一のライセンシーです。」
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